Tokyo Sunset Banana Label Club, 2004



Correspondence from BERLIN
October, 2001
もうとっくに秋になっちゃいましたが、今年は夏休みの旅行も兼ねて、北ドイツのリュ−べックという街に行ってきました。
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赤いポスターは、腰にバナナを巻き付けて踊った黒人ダンサーです。
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この街は、世界文化遺産に指定され、河と運河に囲まれた旧市街地は、観光するのにうってつけの程よい大きさ。聖ペテロ教会からの展望は、映画「魔女と宅急便」を思わせま
す。バスや車がくねった道を見え隠れしながら上ったり下ったり……。
ロンドンの小径(mews)を思わせる場所や、海の向こうはデンマークだからでしょうか、センスのいい北欧デザインの工芸品のお店なども見つけることができます。


さて、そのリュ−べックから電車で約20分のSIERKSDORFという海岸沿いの駅に私の足は向かいます。単線、無人駅、案内板なし。でも、さびれた地方の駅といった感じはなく
て、ゆるーい時間が波の音とともに流れているのです。

そんな所に「ドイツ最初のバナナミュージアム」。毎週、土曜日と日曜日の2時間だけという超プライベートなミュージアムです。まずは、入場料金の代わりにバナナを1本、せっかくなので日本のラベル付きにして渡したら、オーナー夫妻はたちまち喜んでくれました。
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すごくいいアイデアのポスター。バナナはハッピーになれる食べ物だ
というご主人の言葉を表しているよう。
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地下室へ案内されて、扉を開けるとそこはもういちめん黄色黄色の世界!!
ご主人はバナナに関するものならなんでも集めていて、なんと収集歴約30年。

BGMにお約束の「バナナボート」。政治・経済とバナナ、文化とバナナ、栄養あるバナナといろいろな切り口で展示物を説明してくれます。ただ、収集するだけじゃなくて、バナナの事をもっと知りたいというご主人の無限のパワーみたいなものをココにいると感じます。
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驚くなかれ!バナナ自動販売機。
日本は自動販売機で有名な国ですけど、これはなかったでしょ?
栄養価の高いバナナは旧東ドイツで手に入りにくい果物として有名でした。
というわけで、天地を逆にして、
上の丸い穴にバナナを入れると下からお金が出てくる
というユーモアたっぷりの展示にしました。
元はデンマークで実際にあったものです。
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なぜバナナグッズの収集を始めたかっていう理由もおもしろくて、「最初は(ダウィンチの)モナリザを集めていたんだ。で、彼女の口元とバナナの形が同じだって事に気がついて。それからだよ、集めだしたのは」「バナナはハッピーになれる果物だよ」とも。
そうか! バナナってアルカイックスマイルな果物だったのね。なんだか、クイッと口の端に力が入っちゃいます。
(やまだようこ/ヨーロッパ通信)
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もちろん、ラベルのコレクションだってあります。
ドイツ最初のバナナミュージアム
住所 Prof.-Haas-Str.59, 23730 Sierksdorf
    (リュ−べックから電車で約20分)
時間 毎週土、日曜日(11〜13時まで)
料金 2マルク もしくは バナナ1本
お問い合わせ Paulstell@aol.com
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入場料の代わりに渡したラベルは菱形の「サニート」。珍しい形に加えて、はるばる日本からということに本当にご夫妻喜んでおりました。喜ばれる贈り物って様々ですね。
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