Tokyo Sunset Banana Label Club, 2004



Correspondence from BERLIN
June, 2002
ベルリン中の語学学校を渡り歩き、ドイツ語を勉強して早2年。先月終了したクラスは実に国際色豊かで、なぜかスペイン語圏の人が多いクラスでもありました。
 毎回、授業の終り30分くらいを使って各々の国にまつわる事を発表するコーナーがあり、クラスメイトの1人マグダは、スライドを使って出身国コロンビアについて説明してくれました。数えきれない程のスライドの中に、トラックいっぱいに積まれたバナナの写真がありました。
***

マグダの彼氏提供。これがスライドで見た写真です。
バナナに混じって、竹のような幹が見えますでしょうか?
バックナンバーやJeepの文字の黄色がいい感じ。
***
クラス終了とともにすっかり会わなくなってしまったマグダに先日電話をかけた私。
あのバナナの写真が忘れられないの。よかったらコロンビアのバナナについて話を聞かせて
私の妙なお願いにもかかわらず、「じゃ、私(マグダ)のお気に入りのカフェで」と相成りました。
***

少しでも走り出したらバナナが落ちそう。
まさか、ベルリンでバナナ調べて、
コロンビアのバナナの風景をこうして見ることができるなんて
思いもしませんでした。
ありがとうマグダ、そして彼氏。
***
コロンビアはコーヒー豆で有名なのはもちろん、バナナの輸出国としても世界3位のシェア。コーヒーもバナナも常に海外の企業が関与していて、経済摩擦の話題を避けて通る事ができません。
 バナナに関して言えば、完全に「食べる」国であるドイツ。コロンビアだけでなく、エクアドル、コスタリカとあらゆる生産国から途切れることなく輸入しつづけています。
 そして、他のバナナと差別化をはかる為の
とあるスーパーマーケットの広告の話で私たちは盛り上がりました。
***
――コロンビアにグアテマラ、カメルーンにエクアドル。これらのバナナは常においしいとは限りません。しかし、私たちのスーパーのコスタリカ産のバナナは常においしく、高品質。他のスーパーではお話になりません。ぜひ、うちでお買い求めください――
***
まるでコスタリカ産以外のバナナはおいしくないとでも言いたいようなスーパーの広告。
誰がバナナを食べてどこ産だとわかるのか。普通の人にはそうたいしたことではないでしょう?コーヒー豆だってそう、おいしいバナナはほとんど海外へ輸出しているのよ。自分の国のバナナが絶対に1番おいしいだなんて、そんな大それた事は言わないけど、こんな無神経な広告が出回ってしまうなんて。残念で仕方がない」マグダはそう言っていました。
***
続いてもう1人のクラスメイト、ジュディエクアドル出身です。彼女にも例の広告を見てもらいました。
何言ってんだか。でたらめもいいとこ
ちなみにジュディは事あるごとに「エクアドルのバナナが1番よ」と言っています。何を根拠に?と、少々いじわるな質問を投げ掛けてみました。
***
ここにラベルの貼っていないいくつかのバナナがあります。目隠しをして、それぞれを口にする。エクアドルのバナナを当てる事できる?」「そりゃあ、ムリよ」あっさり否定の答えに2人で大笑い。
 ジュディの「エクアドルのバナナが1番」は食べ慣れた日本食がやっぱり1番おいしいと思う私の気持ちに似ていて共感できたけど、「
スペインのバナナはまずかったわー。あれは牛に餌として与えるクオリティの低さよ」にはぶっとびました。(やまだようこ/ヨーロッパ通信)
***
みっちり週5日ドイツ語コースのまっただ中。今回はロシア語圏の人が多く、ジュディとは引き続き一緒。ぶっとび発言、なぜか期待してしまう私です。
http://www.bearhunt.de
***
Get back to CONTENTS page.
Vol.1 Vol.2 Vol.3
Vol.4 Vol.5
mail to Tokyo Sunset Banana Label Club
go back home